子宮全摘出後、腹部の傷がいつ完治するのか？

全ての子宮摘出術後、傷口は1〜3ヶ月程度で治癒することが一般的です。全子宮摘出術は婦人科手術の一種で、腹腔鏡下全子宮摘出術や開腹全子宮摘出術などの複数の手術方法があり、手術方法によって回復時間が異なる場合があります。

腹腔鏡下で全子宮摘出術を行う場合、回復期間は比較的短くなります。腹腔鏡手術では、医療機器を利用して腹部に2〜3つの小さな切り口を作り、器具を操作して子宮を摘出します。この手術で生じる腹部の傷は比較的小さく、表皮の損傷は通常7日程度で治癒しますが、内部の損傷には1〜2ヶ月程度かかる場合があります。

腹部で全子宮摘出術を行う場合、消毒後、皮膚、皮下組織、腹直筋などを切開し、骨盤腔部位まで操作する必要があります。手術時、子宮を引っ張る靱帯や周囲の血管包膜などの組織を一緒に切除する必要があるため、手術の操作範囲が広く、周囲の組織への損傷が大きくなるため、回復期間も長くなります。一般的には3ヶ月程度かかることがあります。